婦人科

婦人科

女性特有のお悩みや疾患について、プライバシーを配慮し問診/診察いたします。

■診断/治療内容

女性専用の待合室

婦人科は女性エリアにて婦人科専門医の女性医師、女性スタッフが担当いたします。日頃の月経や更年期障害などの悩みを気軽に相談できます。どの年代も、日常生活がつらいと思うことなく過ごせるように治療法をご提案いたします。子宮頸がんは、初期に自覚症状がほとんどないため、子宮頸がん検診も実施しています。

月経について

月経不順、不正出血、生理痛など普段の生活に影響があるだけでなく、病気が隠れている可能性があります。お一人で悩まずにお気軽にご相談下さい。

デリケートゾーンの症状

かゆみ・おりもの異常やにおいが気になる方もお気軽にご相談下さい。

子宮・卵巣の検査と治療

子宮頸がん、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮体がん、卵巣嚢腫、卵巣がんなどは高次医療機関と連携しながら治療します。

低用量ピル処方

重い生理痛を伴う月経困難・ニキビの解消・月経時の精神状態の緩和、避妊など症状や目的に応じて処方します。血栓症・頭痛・吐き気などの副作用や用法・用量は医師から丁寧にご説明いたします。

乳がん検診

乳がんは、無症状のうちに検診を受診をすれば早期発見につながり生存率が格段にあがります。

乳がんのステージ1、ステージ2の場合5年・10年生存率は約90%以上です。 しかし、ステージが進むと10年生存率は悪化しステージ4になると5年・10年相対生存率は約*40%にもなります。 このことからも検診による早期発見が自身や大切な人を守るために大切になります。

また、乳房X線検査(マンモグラフィ)は乳がん死亡率減少の有効性が確立された検査方法です。

当院では、乳房X線検査(マンモグラフィ)・超音波検査を併用または単独で選択し受診できます。 希望者にのみマンモグラフィや超音波検査と併用で女性医師による視触診も実施しています。

(*2020年のGemMedのデータより)

マンモグラフィの特徴

乳房専用のX線装置を使用し、乳房全体の構造や微小石灰化、しこりを写し出すことができます。 乳腺を薄く広げた状態で撮影することによって、病変をより鮮明に写し出すことができるだけでなく、 放射線被ばくを少なくすることもできます。

 マンモグラフィのメリット

  • 微細な石灰化の発見ができ、かつ乳腺全体像をとらえやすいので早期発見しやすい。
  • 撮影方法が定められており、過去の画像と比較しやすい。
  • 触ってもわからない腫瘤(しこり)を見つけやすい。
  • 受診の継続により、乳がん死亡率が低下することが統計学的に証明されている。

 マンモグラフィのデメリット

  • 乳腺濃度の高い方(デンスブレスト)では、しこりなどがみつけにくい。
  • 微量ながら被ばくがあり、妊娠中の方は受けられない。
  • 乳房を圧迫するため、人によっては痛みを感じてしまいます。

乳房超音波検査の特徴

 乳房超音波検査のメリット

  • しこりの有無やしこりの内部の性質を判断しやすい。
  • 被ばくがないので、妊娠中の方でも受診できます。
  • 痛みが少ない ・乳腺濃度の高い方でも検出能が落ちない。

 乳房超音波検査のデメリット

  • 石灰化の評価がしづらい。
  • がん以外の良性の所見も見つかりやすく、再検査となる可能性が高い。
  • 検診での有用性の確認が確立されていない。

~結局どちらがおすすめか~

正直なところ両方受けたほうがいいと、医師の方からは返ってくることが多いです。 両方にメリット・デメリットがあり、どちらがより優れているかは判断できないからです。 しかしながら、一つの指標として40代までの若年層はエコー、中高齢者はマンモグラフィと言われています。 前途に申し上げた通り、乳腺量がかかわってくるからです。 個人差が大きいのですが、傾向として年齢を重ねるにつれ乳腺から脂肪に置き換わっていくためこのような指標があります。

最後に、もし近親者に乳がんになった方がいる人は、毎年の検診をお勧めします。 「がんは遺伝」とよく言われますが、乳がんは顕著にそれが現れます。 祖母・母親が乳がんに罹ったのであれば、あなた自身も乳がんになる確率は高いと認識していただいて間違いありません。 早期発見すれば治る病気です。ぜひ、そのお手伝いをさせてください。

オプションについて

当日でも対応可能なオプション検査もございます。

脳梗塞・心筋梗塞のリスクを調べる血液検査